「完全独習 統計学入門」 小島寛之 6
標本分散
標本から計算される分散を標本分散と言う
標本分散の求めかた
- 標本平均を計算する
- 各標本から標本平均を引いて偏差を作る
- 各偏差を2乗して合計し標本数で割り算する
標本分散 s^2=1/n Σ(偏差)^2
自由度nのカイ2乗分布をするV
標準正規母集団からn個の標本に対して、それらを2乗して合計し
のように統計量Vを作ると、Vは自由度nのカイ2乗分布をする。
カイ2乗分布をするVは0以上の値しかてこない。また0に近いところの数値の相対度数が大きく、0から離れる数値の相対度数は急激に小さくなる。
一般正規母集団からカイ2乗分布するVの作り方
母平均μ、母標準偏差σの正規母集団からn個の標本を観測し、
という形でVを計算すると、統計量Vは自由度nのカイ2乗分布をする。