ミクロ経済学 戦略的アプローチ 梶井厚志 松井彰彦 6オークション 4

入札と談合

談合
複数の業者が示し合わせて、落札する業者や落札価格を事前に決めてしまい、結果的に入札の制度そのものを骨抜きにしてしまうもの。

談合が起きると、資源配分の歪み(税金の無駄遣い、など)が生じる。

話し合いそのものは、談合を成立させない。(相手を裏切って、相談した値段より少し高い額を入札するのが優位な戦略となるため)

アウトサイダーの参入なしに、入札が繰り替えされる(くり返しゲーム)と、裏切ると報復を受けて談合の旨味を吸えなくなるため、相談した価格に従うようになる。

くり返し状況における制限された競争は談合の余地を生む。