2008-01-01から1年間の記事一覧

ミクロ経済学 戦略的アプローチ 梶井厚志 松井彰彦 2 戦略と均衡 2

import List fixedCost = 8000 marginalCost = 40 volumeOfSales sellingPrice = 520 - 2 * sellingPrice grossProfit sellingPrice = (sellingPrice - marginalCost)* volumeOfSales sellingPrice netProfit sellingPrice = grossProfit sellingPrice - fix…

これも経済学だ 中島 隆信: 5

弱者 弱者とはカネに繋る人的資源の無い人である。 保護がインセンティブをそいで弱者を作ることがある。環境の変化で弱者はかわる。 一度弱者に認定すると取り消すのは難しい。今の方式では弱者認定にコストをかけて、その後のガバナンスコストを減らそうと…

これも経済学だ 中島 隆信: 4

宗教の経済学(Economics of Religion) 宗教はサービス 出家信者はサービスを提供することで生計を立てる 在家信者は出家信者のガイダンスを必要とする 信仰への需要 かつては天変地異など分からないものを説明するものとして宗教の需要があった。そうすると…

これも経済学だ 中島 隆信: 3

大学の文化性 ひとり一学説のような分野では家元制度のようになり学説間での他流試合は避ける傾向にある。学会や学術誌で論文の優劣がはっきりしてしまうような分野では師匠が誰かは問題ではなく実力によって評価される。低偏差値の大学は中身で勝負しようと…

これも経済学だ 中島 隆信: 2

廃れる文化、生き残る文化 文化はニーズがあってうまれた。 お茶は臨済宗開祖の栄西が薬餌として中国から日本に持ち込んだものである 華道は寺で仏様に花を供えるという実用性から生まれた。 時代によってニーズは変化したがお茶や華道が生き残れたのは実用…

これも経済学だ 中島 隆信: 1

モラルという価値判断に頼りすぎてはいないか 嘘は子供が発する警告 カンニング取り締まりは大学の都合 八百長はインセンティブの問題 法はつねに絶対的な基準ではない 司法取引 禁酒法 麻薬や売春の合法化 ダフ屋 因果関係の取り違い ×グリーン車が座れるか…

ソフトウェア工学の短い歴史 Niklaus Wirth 11

個人的熟考と結論 行き詰まりから解放されるにはどうしたらよいだろう。 そこから学ぼうとしないかぎり歴史を読むことに利点はほとんどない。したがって私は過去を反省し、いくつかの結論を描きだそう。まず第一の努力は品質の感覚を培う教育であるのは間違…

ソフトウェア工学の短い歴史 Niklaus Wirth 10

浪費的ソフトウェア アプリケーションの広いスペクトル(管理、銀行、鉄道、航空会社、ガイダンスシステム、工学、科学)に、ハードウェアの信じられないような計算力の増加はとても有益だったが、ソフトウェアエンジアリングに対しては同じことを主張できない…

ソフトウェア工学の短い歴史 Niklaus Wirth 9

コンピュータの処理能力が豊富に 1985年から、数年前までは主としてハードウェア技術の莫大な進歩によって特徴付けられる。今日では、携帯電話の小さなコンピュータですら20年前のコンピュータより100倍異常の計算能力と容量がある。最近では半導体とディス…

ソフトウェア工学の短い歴史 Niklaus Wirth 8

パーソナルワークステーションの時代 しかしながらプログラミング言語よりもコンピュータの世界に深い影響を及ぼした発展がある。それはワークステーションであり、その最初の実体化はAltoであり、それもまたパロアルトのXerox Research Labで開発されたもの…

ソフトウェア工学の短い歴史 Niklaus Wirth 7

数学的規律としてのプログラミング 既に1968年にR.W. Floydは「assertions of states, of truths always valid at given points in the program(訳が分からない……)」という概念を提案した。それは、Hoareの、Hoare論理を主張する「コンピュータ・プログラミ…

ソフトウェア工学の短い歴史 Niklaus Wirth 6

マイコンの降臨 ソフトウェアエンジニアリングとPascalの普及したのは産業界ではなく、他の前線つまり学校と家庭だった。1975年に、マイクロコンピュータは市場に現れた。(コモドール、タンディ、アップル、はるか後にIBM)。シングルプロセッサ(インテル8080…

ソフトウェア工学の短い歴史 Niklaus Wirth 5

抽象化 コンピュータ・システムは凄く複雑な機械だ。 ひとつの道具だけが知的にこの複雑さを支配する事ができる。それは抽象化である。言語は抽象的コンピュータを表す。抽象的コンピュータのオブジェクと構成物は、現実の機械よりも、表現される問題に近い(…

ソフトウェア工学の短い歴史 Niklaus Wirth 4

UNIXとC また他の流行がプログラミングの世界、とくにアカデミックな世界に浸透し、逆の方向を指し示していた。それはUnix(MITのMULTICSと対をなし、急速に出現しつつあったミニコンピュータで使われていた)の普及によって引き起こされた。Unixはメインフレ…

ソフトウェア工学の短い歴史 Niklaus Wirth 3

専門分野としてのプログラミング 学術界では主にE.W.Dijkstra とC.A.R.Hoareが問題をにんしき して新しいアイデアを提案していた。1965年にDijkstraは構造化プログラミングについて記述し、プログラミングは工芸ではなく専門分野なのだと宣言した。1995年にH…

ソフトウェア工学の短い歴史 Niklaus Wirth 2

1960年とソフトウェアエンジニアリングの起源 コンピュータを扱っている人々がしばしばその歴史に興味が少ないのは不幸な事だ。その結果、斬新なコンセプトやアイデアが大量に誇張され広告されるが、それらは何十年も前から存在したものであり、違った言葉で…

ソフトウェア工学の短い歴史 Niklaus Wirth 1

http://www.inf.ethz.ch/personal/wirth/Articles/Miscellaneous/IEEE-Annals.pdf 概要 プログラミングの技法について個人的な俯瞰を提供したい。1960年代あたりからはじめて、現在までの発達を追っていこうと思う。1968のカンファレンスの後からソフトウェ…

「考える技術としての統計学」 飯田泰之 4

回帰分析のプロセス 理論的仮説や経験から、説明される変数とそれを説明する変数のあたりをつける できる限り多くのサンプルを収集する 説明変数によって被説明変数の説明を試みる 回帰係数は、ある説明変数の値が1増えたときの被説明変数の平均変化量を表す…

「考える技術としての統計学」 飯田泰之 7

経済学における統計 統計で問題発見 経済成長に関する定型化された事実 経済成長率に長期的な低下傾向はない 資本の収益率は長期的に一定である 労働者ひとりあたり資本は増大しつづける 資本と算出の比率はほぼ一定 資本の取り分と労働の取り分の比率はほと…

「考える技術としての統計学」 飯田泰之 6

予測できるものとできないもの。 AR(1)モデルでρがちょうど1の場合今期の値=前期の値+今期のショックとなる。このような状態にしたがうデータはランダムウォークするといわれる。(定数がつく場合いはドリフトランダムウォークと呼ぶ)ショックの平均値は0なの…

「考える技術としての統計学」 飯田泰之 5

時系列による未来予想 何かを予測したいとき、回帰分析は強力な予測の手段である。だけどそれでは十分じゃないときもある。 「Aがaだけ変化したら,Bがbだけ変わる」と分かっていたとしても、そもそもAがどれだけ変化するのか分からないと意味ない。 そもそも…

「考える技術としての統計学」 飯田泰之 3

必要なサンプル数 Nは母集団の規模,Xは許容誤差。 平均±Z*標準偏差以内にY%のデータが存在しているときのZ。 Nが有限のとき 必要なサンプル数 >= N / ((X/Z)^2 * (N-1)/(0.5)^2 + 1) Nが無限のとき 必要なサンプル数 >= 1/ ((X/Z)^2 * 1/(0.5)^2) 検定の考え…

「考える技術としての統計学」 飯田泰之 2

サンプルの数を増やせば、サンプルの平均は母集団の平均に近づいていく。(大数の法則)サンプルの数を「どのくらい増やせば」、サンプルの平均は「どのくらい」母集団の平均に近づいていくのか。(中心極限定理) 誤差 サンプルの代表値と母集団の代表値: 中心…

「考える技術としての統計学」 飯田泰之

思考の3形式 帰納 もともと統計に向いている考え方。 統計は「たぶん」や「ほぼ」みたいな曖昧な言葉じゃなくて「95%どうだ」とか言えて便利。 演繹 前提が正しいかどうかを調べるのに統計が活躍(ミクロ実証分析など)。 結論が妥当かどうかを統計で調べて答…

「完全独習 統計学入門」 小島寛之 8

母平均μと標本からの統計量Tの計算 母平均μの正規母集団からのn個の標本に対する標本平均をとし標本標準偏差をsとすると、これらから計算される=(標本平均-母平均)/(標本標準偏差) * √自由度 は自由度(n-1)のt分布に従う。t分布ははっきり相対度数がわかって…

「完全独習 統計学入門」 小島寛之 7

統計量W 統計量Wは以下のように定義される。W = {(標本)-(標本平均)}の2乗÷(母分散)の和 標本分散と統計量Wの関係 一般正規母集団からカイ2乗分布するWの作り方 母平均μ、母標準偏差σの正規母集団からn個の標本を観測しW = {(標本)-(標本平均)}の2乗÷(母分…

「完全独習 統計学入門」 小島寛之 6

標本分散 標本から計算される分散を標本分散と言う標本分散の求めかた 標本平均を計算する 各標本から標本平均を引いて偏差を作る 各偏差を2乗して合計し標本数で割り算する 標本分散 s^2=1/n Σ(偏差)^2 自由度nのカイ2乗分布をするV 標準正規母集団からn個…

「完全独習 統計学入門」 小島寛之4

無限母集団には、各データが無限個づつ存在していて、その「観測されやすさ」はそれぞれ異なっている。 ランダム・サンプリングの仮定とは「十分な回数の観測を行ってヒストグラムを作成すると、母集団の分布が再現される」という仮定である。 母集団の平均…

「完全独習 統計学入門」 小島寛之 3

正規分布している母集団の母数について、その母数がある数値である仮説の検証は、次のように実行すればいい。その母数の母集団が正規分布していて、その平均値をμ、S.D.をσとしたとき、観測されたデータxに対してが成立するなら、仮説は棄却されない。成立し…

「完全独習 統計学入門」 小島寛之5

特定の不確実現象の素性を知りたいとき、その標本から得られる情報から、正規母集団の母平均ないし母標準偏差を推定することが、その代用になる。 母集団の分布が分からないときの推定 大量にデータをとれば母集団がどんな分布でもその標本平均は正規分布に…